証券口座開設の手順
証券会社の選び方
投資を始めるにあたって、適切な証券会社を選ぶことは重要です。手数料の低さ、使いやすさ、商品の豊富さなどを総合的に見て、以下の2社が特に注目されています。
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楽天証券
楽天証券は、楽天エコシステムとの連携が大きな魅力です。楽天サービスをご利用の方は、投資を通じて楽天ポイントを貯めたり使ったりすることができます。また、手数料が競争力のある水準に設定されており、取引画面も直感的に操作できます。
楽天証券で口座を開設する → -
SBI証券
SBI証券は、業界でも最も手数料が安い証券会社の一つとして知られています。幅広い投資商品を取り扱っており、特に投資信託の品揃えが充実しています。
SBI証券で口座を開設する →
このガイドでは主に楽天証券での口座開設手順を解説しますが、基本的な流れや用語は両社でほぼ共通しています。
重要ポイント
どの投資会社を選ぶ場合でも、自分が求める投資オプションがあるかを確認することが重要です。低コストでグローバルに分散された投資信託を提供するこの2社を推奨しますが、他にも多くの選択肢があります。
必要書類の準備
証券口座の開設には以下の書類が必要ですが、ほぼすべての手続きをオンラインで完了することができます。事前に以下のものをご用意ください:
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、在留カードなど)
- マイナンバー(通知カードまたはマイナンバーカード)
- 銀行口座情報
- 携帯電話番号
口座開設の手順
以下では、楽天証券での口座開設手順を説明します。一般口座(必須)、iDeCo、NISAのすべてを同時に開設することが可能です。
一般口座の開設
証券会社で口座を開設する際は、一般口座(特定口座)の開設が必須となります。この口座での利益には課税されますが、必ずしも使用する必要はありません。
一般口座開設時には、以下の3つの課税方式から選択することができます:

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選択肢1:特定口座(源泉徴収あり)
ほとんどの方にお勧めのオプションです。楽天証券が自動的に税金の計算と納付を行うため、確定申告が不要です。配当金や売却益に対して20.315%が自動的に源泉徴収されます。
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選択肢2:特定口座(源泉徴収なし)
税金は自動徴収されませんが、年末に証券会社から取引報告書が発行され、それを基に確定申告を行います。
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選択肢3:一般口座
税金の自動徴収も取引報告書の発行もありません。売買損益を自身で記録し、確定申告する必要があります。
NISA口座の開設
一般口座の開設と同時にNISA口座を開設することができます。前章で説明した通り、この口座では非課税で投資を行うことができ、長期的な資産形成に最適です。

iDeCo口座の開設
申込みの最後にiDeCo口座の開設を選択することができます。iDeCo口座を開設する場合は、手続きの一部が郵送で行われるため、書類が届いてから記入・返送する必要があります。開設後は楽天証券のオンラインサービスから運用の変更などが可能になります。
口座開設完了
すべての手続きが完了すると、ユーザー名とパスワードが郵送で届きます。口座の完全な開設まで1〜2週間程度かかる場合があります。