年金:財務ガイド

年金制度とは

年金制度は20歳から59歳までの全ての居住者に加入が義務付けられています。主に2つの階層があります:基礎年金である国民年金と、会社員向けの厚生年金です。

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年金保険料はいくらかかりますか?

保険料は就業状態と所得水準によって異なります:

年金の種類 月額保険料 負担割合
国民年金(基礎年金) 定額:16,590円/月(令和5年度) 加入者が100%負担
厚生年金 月給の約18.3% 事業主が50%負担

月給30万円の場合の月額年金保険料計算例:

  • 保険料率:給与の18.3%
  • 総保険料:54,900円(300,000円 × 18.3%)
  • 事業主負担:27,450円(総額の50%)
  • 従業員負担:27,450円(総額の50%)

年金給付はどのくらい受けられますか?

年金給付額は加入期間と加入制度によって異なります。一般的な給付額は以下の通りです:

  • 基礎年金(40年間加入の場合): 年間約780,900円
  • 厚生年金: 給与履歴と加入期間に基づく追加給付
  • 最低加入要件: 年金受給には10年以上の加入が必要
  • 脱退一時金: 外国籍の方が帰国する場合、最大5年分の保険料が請求可能

免除制度や保険料の軽減はありますか?

国民年金制度では、経済的困難や低所得の方向けに複数の免除制度があります。免除は個別に判断されるため、お住まいの市区町村役所や年金事務所で申請する必要があります。免除は自動的に継続されず、毎年申請が必要です。

免除の種類 必要な支払額 将来の給付への影響
全額免除 0% 満額の50%を受給
4分の3免除 25% 満額の62.5%を受給
半額免除 50% 満額の75%を受給
4分の1免除 75% 満額の87.5%を受給